熊本県中小企業家同友会

特集

各界からの提言

各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ

地域に根差した産業の振興

このたびの熊本地震において、亡くなられた多くの方々、さらに被害を受けられた多くの方々に謹んで心から哀悼とお見舞いを申し上げます。皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

本町におきましても復興へ向けて、継続的な支援を行ってまいります。


さて、わが町をはじめ、全国ほとんどの自治体が「まち・ひと・しごと創生法」による人口ビジョン・総合戦略を策定いたしました。湯前町では、総合戦略に掲げる「持続的で魅力のある雇用」「人材の流出抑制」「結婚・出産・子育ての希望を叶え、笑顔があふれる地域」「誇りを持ち、安心安全な暮らし」という4つの柱を中心に活性化を進めております。


「持続的で魅力のある雇用」を実現するために、情報化社会による商圏拡大に対応した既存企業の育成と地場産業の経営基盤の安定化を図る支援をしております。


後継者や担い手を確保するため、関係機関と連携して、技術・知識に関する研修や自主的な活動に対して支援することにより、地域経済を担う中核的農林業者及び中小企業、小規模事業者を育成し、創業や事業承継、経営革新等による「成長発展」と、経営力強化等による「持続的発展」、さらには、新規参入者も念頭におきながら産業の魅力向上にも積極的に取り組んでおります。


近年は消費の二極化や健康志向に象徴されるように、消費者の価値観が多様化し、消費行動が細分化する中で、農業生産サイドでも販売やマーケティングへの理解が求められていることから、農商工連携により相互の関係をより一層深め、製品化、販売ルートの開拓等の支援に取り組み、雇用の創出を図っていきたいと考えております。


また、観光列車「田園シンフォニー」が走るくま川鉄道の終着駅、町の特色ある地域資源としての「湯前まんが美術館」の相乗効果により観光客の入り込みも増加しておりますが、さらなる認知度向上に努め、観光客を商店街に誘客し、商工業者と連携を進め商店街のにぎわいを創出することで、雇用の場の創出に繋げていけるよう積極的に取り組んでまいりたいと考えております。


「人材の流出抑制」に向けた「持続的で魅力ある雇用」を実現するため、町の産業の中核を担う農林業者、中小企業、小規模事業者とともに地域に根差した活動を推進し、他地域との交流を深めることで産業の保守と革新を推し進めているところです。


地域に根差した産業を推進するとともに、地域の方々にご意見をいただきながら「活き活きと輝き、誇れるまちゆのまえ」の実現に向け、全力で取り組んでまいります。さらには、地域経済の引率役であります皆様にもご意見をいただきながら、更なる地場産業の発展に寄与したいと考えております。


結びに、熊本県中小企業家同友会の皆様には今後とも地域経済へのお力添えを賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様の益々のご発展をご祈念申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。



2016年5・6月合併号掲載

湯前町長 鶴田 正已

湯前町長
鶴田 正已

昭和33年12月14日生まれ。昭和52年3月県立南陵高等学校(旧球磨農業高等学校)卒業、農業に従事し昭和61年から20年間県議秘書、平成19年4月から湯前町長に就任し、現在に至る

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