熊本県中小企業家同友会

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各界からの提言

各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ

「熊本でNHKができること」

前の東京オリンピックの年に静岡県榛原郡相良町で生まれました。現在の静岡県牧之原市です。昨年の4月、熊本に赴任するまでは、熊本を含め九州での暮らしや仕事の経験はありませんでしたが、ふるさとの相良町は、肥後南部を700年にわたって支配した戦国大名の相良氏が鎌倉時代に熊本に来る前に治めていた地域で、熊本とのご縁を感じます。


そして、高校まで少年時代の多くを静岡県浜松市ですごしました。柴咲コウさん主演の大河ドラマ「おんな城主 直虎」の舞台である、遠江(とおとうみ)です。「おんな城主 直虎」は、井伊家の姫として生まれながら、“直虎”を名乗り、井伊家の存亡をかけて、戦国大名たちと渡り合う、“おんな城主”の激動の生涯を描くドラマです。地元遠江が舞台となるだけに、熊本のみなさんにも是非ご覧いただきたいと思っています。


地震直後に着任してから、被災地熊本のためにNHKとして何ができるかを考える毎日ですが、ありがたいことに熊本県でのテレビ視聴率は好調で、県民からの高い支持を受けています。平日の夕方6時10分から放送しているニュース番組「クマロク!」は、とりわけ1月10日の週は、連日視聴率が好調で、13日金曜日には、今年度で最も高い、10%台後半の視聴率を記録しました。熊本地震以降、地震の被害や復興の様子を全国に向けても息長く伝えていることも県民に評価いただいているのだと分析しています。


また、大みそかの紅白歌合戦では、熊本出身の武田真一キャスターが総合司会を務めたばかりでなく、白組の氷川きよしさんが、熊本城前から中継で「白雲の城」を歌い、紅組のmiwaさんが歌う「結-ゆい-」には、熊本市の帯山中学校の合唱部のみなさんが加わりました。実は、千葉城町にあるNHK熊本放送局では、大みそかに復興支援の一環としてスーパーハイビジョン8Kによる紅白のパブリックビューイングを行ったのですが、用意した100席はあっという間に満席となり、多くの方々に大画面で紅白を楽しんでいただきました。さらに、「ゆく年くる年」では、テレビは加藤神社から、ラジオは阿蘇神社から中継を行い、復興に向かう被災地の年末年始の表情を伝えました。


そして、2月6日には、NHK交響楽団と熊本県立劇場のご尽力で、県立劇場で「熊本地震復興支援 N響からのおくりもの」という演奏会を入場無料で開催し、およそ1800人収容のコンサートホールが満員となり、室内楽を楽しんでいただきました。


NHK熊本放送局は今年6月、昭和38年以来、半世紀以上にわたって慣れ親しんだ千葉城町を離れ、花畑町の新会館に移転します。新会館は「災害に強い」ことと、「地域との調和」が特徴です。熊本地震からの復興元年に移転となるだけに、新会館のオープンを通じて、微力ながら復興を後押しし、地域の活性化への貢献を果たしてまいりたいと考えています。公共放送NHKに今後ともご理解、ご支援をお願いいたします。そして、いっしょにできることについて、お知恵をお貸しください。



2017年3月号掲載

NHK熊本放送局長
山下 毅

昭和39年静岡県相良町生まれ。63年東京大学法学部卒業、NHK入局(記者)、横浜放送局。平成4年報道局政治部。11年米国フレッチャースクール法律外交大学院修了、ワシントン支局。2000年アメリカ大統領選挙や9.11同時多発テロ事件を取材。16年報道局政治部。22年大阪放送局報道部。27年報道局政治部長。28年熊本放送局長

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