各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
年頭の御挨拶
新年明けましておめでとうございます。
熊本県中小企業家同友会の皆様方には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴会におかれましては、1982年の創立以来、経営に関する諸問題や「同友の森づくり運動」などの社会貢献活動に積極的に取り組まれ、地域経済の発展に多大なるご貢献をいただいておりますことに、敬意を表しますとともに、市政全般にわたりご協力を賜っておりますことに、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年は、本市にとって政令指定都市元年となる大きな節目の年でした。1月の上海事務所開設にはじまり、2月の熊本城マラソン、そして、4月には区役所の設置とともに、「政令指定都市くまもと」が新たな一歩を踏み出しました。このような中、7月には九州北部豪雨が発生するなど、災害から多くのことを学んだ年でもありました。今後は これらの教訓を決して風化させることなく、防災対策を更に強化してまいりたいと考えています。
政令市2年目となります本年は、市民の皆様に「政令指定都市になってよかった」と実感していただけるような、魅力あるまちづくりを更に進めることとしており、5つの区役所を拠点として、迅速かつ総合的な行政サービスを提供するとともに、新たに策定する区の振興ビジョンに沿って、参画と協働による地域の特性を生かしたまちづくりを着実に進めてまいりたいと考えています。
この飛躍への大きなチャンスを一過性に終わらせないように、本市が有する豊かな自然や歴史・文化、優れた医療環境や高等教育機関といった数多くの特色に更に磨きをかけ、その魅力を国内外に広く発信していくとともに、交通体系や中心市街地などの「くまもと再デザイン」を加速させてまいります。
特に、中心市街地の再デザインにおいて極めて重要度が高い桜町・花畑地区については、本市がより主体性を発揮して、「“賑わいと潤い”に満ちた上質な都市空間」が一体的に形成されるよう整備を進めてまいります。
また、九州の中央に位置する政令指定都市として、拠点性をより一層高めるため、駅・港・空港といった広域交通拠点とのアクセス強化や、北熊本・城南の2つのスマートインターチェンジの設置、熊本西環状線など都市の骨格となる地域高規格道路の整備促進、バス路線網の再編や鉄軌道との結節強化など、都市交通の利便性向上を図ってまいります。
そして、このように将来を見据えた新しいまちづくりを皆様とともに進めていくことで、もっと暮らしやすさを実感できる「日本一暮らしやすいまち」、暮らす場所や観光・MICE開催地、企業立地先などの様々な場面で「選ばれる都市」の実現を目指してまいりたいと考えています。
これらの取り組みを進めていくうえでは、皆様のお力添えが不可欠でございますので、今後とも本市の発展に向けて、尚一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、本年も皆様にとりまして素晴らしい一年となりますことをお祈りし、新年のご挨拶といたします。
平成25年 元旦
2013年1月号掲載
熊本市長
幸山 政史
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