各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
年頭の御挨拶
明けましておめでとうございます。
熊本県中小企業家同友会の皆様方には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴会におかれましては、1982年の創立以来、会員相互の交流や情報交換、各種研究会などを通し、経営に関する諸問題に積極的に取り組んでおられ、また、地下水の涵養や地域環境保全を目的とした「同友の森づくり」運動に取組まれるなど、日頃から地域経済・社会の発展に多大なるご貢献をいただき、厚く御礼を申し上げます。
さて、熊本市は、いよいよ本年4月1日に政令指定都市へと移行いたします。貴会をはじめ、これまで政令指定都市実現に向けてご尽力いただきました関係者の皆様方に心より感謝申し上げます。
熊本市が新たなステージへと移る機会に市長として立ち会えますことを大変光栄に存じますと同時に、市民の皆様から寄せられる期待に対して身の引き締まる思いであり、「日本一暮らしやすい政令指定都市」の実現に向けて万全の状態でスタートを切るべく、県から移譲される事務の引継ぎや区役所の体制整備などの準備を全力で進めて参りたいと考えております。
昨年3月に九州新幹線が全線開業し、以来、九州各県はもとより関西方面を中心に多くの方々にご来熊をいただいております。また、10月には「くまもと森都心プラザ」がオープンし、熊本の陸のゲートウェイにふさわしい施設として、観光やビジネスで訪れる多くの方の出会いや交流の場としてご活用いただいているところです。
本市は、熊本城や清冽な地下水、豊富な農水産物に代表される歴史文化と自然に恵まれたまちでありますが、それ以外にも優れた医療環境や充実した教育機関など、全国的に恵まれた魅力がまだまだ存在します。今後も、これらの魅力を再認識するとともに、より一層磨きをかけ、さらには、市役所・中心市街地・交通体系の再デザインを行い「もっと暮らしやすさを実感できるまち」へと成長させることで、観光地として、企業立地先として、学生が学ぶ場所として、そして人々が暮らす場所として、様々な意味で「選ばれる都市」となるよう取り組んでまいります。
また同時に、九州中央に位置する拠点都市としての役割を果たすべく、県内はもとより九州全体の浮揚につながる取り組みも積極的に行っていく所存でありますので、皆様には、市政に対しましてなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後に、本年も皆様にとりまして素晴らしい一年となりますことをお祈りし、新年のご挨拶といたします。
平成24年 元旦
2012年1月号掲載
熊本市長
幸山 政史
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