各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
広告の力で熊本を元気に!
熊本広告業協会は1990年(平成2年)9月に「広告会社の業務向上と媒体社(メディア)と連携して熊本経済の発展と広告の普及に寄与する」目的で設立され、2020年9月で30周年を迎えます。会員である広告代理店21社と新聞社・テレビ局・ラジオ局の賛助会員8社で構成されています。私は2020年1月1日に、前会長の異動に伴い、会長に就任致しました。
活動としては、独自事業として会員広告代理店と賛助会員向けの「実務者セミナー」(「人権問題と表現」や「著作権」など広告コミュニケーションの基礎的・社会的リテラシーを持つためのセミナー)や会員代理店の社員を対象にした「スキルアップセミナー」(メディアを客観的にみて、広告の未来を予測する)を開催して、広告に関する共同利益のための活動や調査研究、関係官庁や関係団体との連携を図っています。また、クライアント(広告主)や新聞社・テレビ局・ラジオ局・制作会社・広告代理店で組織する「熊本広告協会」との共催事業として、9月に「広告セミナー」や12月には全国でも珍しい広告制作物を供養する「広告供養」を毎年本妙寺で行っています。
経済産業省の所管である一般社団法人日本広告業協会(JAAA)が私たちの連携機関です。1950年5月に設立され、今年で70周年を迎えます。広告に関する調査・研究、渉外活動、資料の発行、広告の受け手に対して広告の役割を知ってもらうための広告展開などを行っております。本協会の前身の日本新聞放送広告業者協会の幹事長であった吉田秀雄の業績を記念し、1964年より吉田秀雄記念賞を制定。広告業界の発展に寄与し、広告業界の研究において著名な実績を上げた方に対し表彰を行うなどの活動を行っています。
2016年4月に発生した「熊本地震」によって、広告業界も甚大な影響を受けました。そんな中、「広告の力で熊本を元気に!」をスローガンに「熊本地震復興支援事業」を決定しました。当時副会長だった私が熊本地震復興支援事業の特別委員長に選任され、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会の協力のもと、2018年の夏休み直前から夏休みにかけて熊本の被災地域の小学校で「いまだから言いたいこと」をテーマに募集した作品から3校を選び、ポスターとして制作し、全国の広告業協会および広告協会に配布しました。通常総会では受賞した3校の生徒、保護者、先生を呼んで表彰式も挙行しました。今年も復興支援事業を進めています。
今年9月に30年の節目を迎えます。今後熊本の広告界を背負う若手アドマン「営業責任者会議」からの提案を基に周年事業を計画します。また恒例の9月に行う「広告セミナー」は、大学生・専門学校生など一般の参加も受け付けています。日本を代表するクリエイターやクライアント(広告主)による講演会です。今年の内容は検討中ですが、自社のPRや情報発信などに課題をお持ちの熊本同友会会員の皆さま、また広告に興味のある熊本同友会会員の皆さんの参加も歓迎します。
熊本広告業協会は、これからも地域の発展に広告を通して寄与して参る所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。
2020年1月号掲載
熊本広告業協会 会長
木村正夫
1952年9月2日生まれの67歳。
福岡県立大牟田南高校卒業、名古屋、東京、アメリカを転々とする。
1980年朝日広告社入社。
1989年独立。
1992年ゆうプランニング設立。
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