各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
年頭の御挨拶
令和4年の新春を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
熊本県中小企業家同友会の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴会におかれましては、1982年の創立以来、経営の様々な課題に関する学び合いの場などを通して、経営者の育成にご尽力されますとともに、中小企業に関わる課題の解決を目指し、地域経済の発展に多大なるご貢献をいただいておりますことに、深く敬意と感謝の意を表します。
また、本市中小企業・小規模企業振興基本条例に基づく「熊本市中小企業活性化会議」におきましては、当初から委員としてご協力を賜り、本市が行う中小企業の振興施策につきまして、様々なご提言を頂いておりますことに、厚く御礼を申し上げる次第です。
さて、昨年は、熊本地震から5年の節目を迎え、被災された方々への生活支援や心のケアなど、お一人おひとりに寄り添った支援に取り組むとともに、復興のシンボル熊本城の天守閣完全復旧、熊本城を臨むまちの大広間「花畑広場」の整備が完了するなど、復興への歩みを着実に進めてまいりました。
また、新型コロナウイルス感染症から市民の皆様の命と健康、そして安心な暮らしを守るため、熊本県などと連携した保健・医療提供体制の整備等に全力で取り組むとともに、市議会とも緊密に連携し、刻々と変化する状況に応じた様々な緊急対策を講じるなど、全庁を挙げた取組を進めているところです。
新たに迎えました本年は、引き続き国や県、医療機関等と連携し、市民の皆様の安心安全な生活を守り抜くため全力で取り組むとともに、連携中枢都市圏の市町村と連携した持続可能な脱炭素社会実現への取組や、誰もが移動しやすく暮らしやすい「多核連携都市」実現に向けた取組を積極的に推進してまいります。そして、春には「全国都市緑化くまもとフェア」、「アジア・太平洋水サミット」の開催を予定しており、これらのイベントを皆様方とともに成功に導くことで、元気な熊本を取り戻し、希望ある未来の礎を築いてまいりたいと考えております。
また、本年4月で政令指定都市移行から10周年を迎えます。今後も、豊かな自然や貴重な文化資源、九州中央の交流拠点といった魅力や特性をさらに磨き上げ、市民一人ひとりの多様な価値観を満足させることが出来るバランスのとれたまち、「上質な生活都市」の実現に向け取り組んでまいりますので、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、熊本県中小企業家同友会のさらなるご発展と、本年が会員の皆様方にとりまして、素晴らしい一年となりますことを心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
2022年1月号掲載
熊本市長
大西 一史
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