各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
年頭の御挨拶
令和5年の新春を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
熊本県中小企業家同友会の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴会におかれましては、1982年の創立以来、経営の様々な課題に関する学び合いの場などを通して、経営者の育成にご尽力されますとともに、中小企業に関わる課題の解決を目指し、地域経済の発展に多大なるご貢献をいただいておりますことに、深く敬意と感謝の意を表します。
また、本市中小企業・小規模企業振興基本条例に基づく「熊本市中小企業活性化会議」におきましては、当初から委員としてご協力を賜り、本市が行う中小企業の振興施策につきまして、様々なご提言を頂いておりますことに、厚く御礼を申し上げる次第です。
さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症への対応を最優先に取り組む中、「第4回アジア・太平洋水サミット」や「第38回全国都市緑化くまもとフェア(くまもと花博)」など、熊本の未来に繋がるイベントを成功裏に終えることができました。このことは、貴会をはじめとする様々な関係者の皆様方のご尽力の賜物であり、この場をお借りして厚く御礼申し上げる次第です。
本年におきましても、感染症による影響は依然として継続する事が予想される中、引き続き、本市が直面する様々な課題に対し、国や県をはじめとした関係機関との連携のもと全力で取り組む必要があると考えております。
そこで、市長として3期目の本格的なスタートとなる本年は、これまで取り組んできた「地域主義」を更に発展させ、成熟した「地域社会」の実現を目指し、具体的な方針として「自然災害による被害からの脱却」、「徹底的な市民本位の生活の追求、DXの推進」、「上質な生活都市くまもとを支える都市基盤整備」の3つを柱に取り組みます。
なかでも、子どもを核としたまちづくりを進めるため、本年4月に「こども局」を創設し、子育て世帯への支援を充実するほか、懸案の交通渋滞対策では、公共交通と自動車交通のベストミックスの推進を図るとともに、新たな道路ネットワークの早期実現に向けた調査検討、並びに、幹線道路網の整備促進などに取り組んでまいります。
今後とも、市民の皆様との対話を徹底するとともに市民本位の市政を展開し、「誰もが憧れる上質な生活都市くまもと」の実現に向け取り組んでまいりますので、会員の皆様方におかれましては、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、熊本県中小企業家同友会の今後益々のご発展と、今年一年が会員の皆様方にとりまして素晴らしい年となりますことを心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
2023年1月号掲載
熊本市長
大西 一史
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