各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
地域力の高い
「わがまち北区」を目指して
このたび、5代目の北区長に就任いたしました中川でございます。
皆様方には、日頃から、北区におけるまちづくりの推進にご協力を賜り、誠にありがとうございます。
北区では、住民同士のつながりや個性あるまちづくり活動が各地域で活発に行われております。こうした背景をもとに、目指す区の姿「ず~っと住みたい“わがまち北区”」の実現に向け、各まちづくりセンターを地域コミュニティの活動拠点として、地域担当職員が地域ニーズを把握しながら、多世代・地域間の交流を行う機会の創出や野菜摂取促進事業を通しての健康づくりなど、さまざまなまちづくり活動に取り組んでおります。
また、区内には、都市近郊の住宅地とともに、多くの河川や阿蘇山系の伏流水が湧き出す湧水、金峰山系や立田山等の森林など、自然環境が豊かな地域が多く存在しています。水田やスイカなどの農産物の生産が盛んな畑作地帯が広がっており、さらに、田原坂公園や武蔵塚公園などの史跡、八景水谷、立田山、植木温泉などの地域資源に恵まれた地域です。
今後、世界最大規模の半導体メーカーであるTSMCが隣接する菊陽町に進出することにより、関連産業の集積が見込まれるなど、地域経済の活性化が期待されております。
さて、今年は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが「五類感染症」へ変更されるなど、ようやく以前のような日常を取り戻しつつあります。
一方で、円安や物価高騰などによる影響が懸念され、住民の生活は依然として厳しい状況が続いております。
このような中、ポストコロナを見据え、区民の皆様が、真に豊かさを実感し、安心して暮らせるためには、区民、地域団体、企業、行政など多様な皆様が、積極的に地域活動やまちづくり活動に参画し、地域の課題を自らの創意・工夫で解決していく「地域力」が重要であると考えております。
北区としましては、まちづくりを推進するにあたり企業との連携が不可欠であると考えております。皆様との対話を重ねながら、目指す区の姿の実現に向け、全力で取り組んでまいりますので、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、貴会のますますのご発展と、会員の皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
2023年9月号掲載
熊本市北区長中川 和徳
昭和59年7月 熊本市役所(旧北部町)入庁
平成26年 企画振興局情報政策課長
平成27年 市民局情報政策課長
平成28年 議会事務局調査課長
平成31年 北区役所区民部総務企画課長
令和 3年 北区役所区民部長
令和 4年 選挙管理委員会事務局長
令和 5年 北区長
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