各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
年頭の御挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
熊本県中小企業家同友会の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴会におかれましては、1982年の創立以来、経営者の育成や地域経済の発展に多大なるご尽力をいただいておりますことに、深く敬意と感謝の意を表します。
また、本市中小企業・小規模企業振興基本条例に基づく「熊本市中小企業活性化会議」におきましては、本市が行う中小企業の振興施策につきまして、様々なご提言を頂いておりますことに、厚く御礼を申し上げる次第です。
さて、昨年は、こども施策の基本方針である「こども計画」のスタートや、市役所の新庁舎整備及び庁舎周辺まちづくりの本格的な検討開始、熊本西環状道路池上工区の開通など、市民の皆様のより豊かな暮らしの実現に向け取り組んだ一年となりました。
また、8月に発生した大雨への対応では、「り災証明書」の発行をはじめ、市独自の支援策として、事業所の消毒や被災店舗の移転に係る費用への助成等、事業者の皆様に寄り添った支援を迅速に実施してまいりました。
新しく迎える本年は、熊本地震から10年の節目の年です。
これまで多くの方々からいただいた温かいご支援、そして、市民の皆様の多大なるご協力に改めて深く感謝を申し上げます。皆様に支えられた日々を、今度は私たちが誰かを支え、助け合う力に変え、安全・安心で災害に強いまちづくりに努めてまいります。
また、総合的なこども施策の推進や、交通渋滞の解消及び公共交通施策の加速化、半導体関連企業の進出に伴う諸課題への対応、さらには、市役所の新庁舎整備や庁舎周辺のまちづくりなど、市民の皆様の暮らしを守り、明るい未来を築くための施策を全庁一丸となって推進いたします。
とりわけ、経済分野におきましては、商店街等を対象とした商業振興事業をはじめ、雇用関連施策の強化や中小企業のDX支援、事業承継や創業支援などを継続するとともに、観光資源の魅力向上や受入環境の整備、戦略的なプロモーションを展開し、更なる賑わいの創出を図ってまいります。
任期最終年を迎え改めて初心に返り、市民の皆様や関係機関の皆様と共に、「誰もが憧れる上質な生活都市くまもと」の実現に向けた歩みを進めてまいりたいと思いますので、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、熊本県中小企業家同友会の今後益々のご発展と、今年一年が会員の皆様方にとりまして素晴らしい年となりますことを心から祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。
令和8年 元日
2026年1月号掲載
熊本市長
大西 一史
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