各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
期待にこたえ続けるために
去年7月に熊本放送局に着任いたしました。それから半年余り、あの暑かった夏が嘘のように今はコートの襟を立てています。この間、600人を超える熊本の皆さんと会い、さまざまなお話を聞かせていただきました。その中で感じたのは、オールドメディアと揶揄されることもありますが、まだNHKに期待していただいている方は少なくない、ということでした。私たちは受信料という、世界でもまれな制度で運営している公共メディアです。その期待にこたえ続けることだけが、私たちの存在理由だと思っています。
その一番の柱は防災・減災報道で命と暮らしを守ることです。まもなく熊本地震から10年になります。6時10分からの県内向けニュース情報番組「クマロク!」ではニュースや特集で情報発信を続けています。4月、10年のタイミングには全国に「復興した熊本の姿」を届ける予定です。また、去年8月の豪雨水害については、公的な支援制度の詳細や被害を最小限にするための取り組みなどを継続的に伝えています。
NHK熊本放送局は今年度「もっとくわしく、もっと近くに」を番組コンセプトに掲げ、みなさんが「見たい」情報を発信することに注力しています。例えばコメや野菜の価格高騰など生活を直撃するニュースを丁寧に伝えたり、事件・事故を速報したりすることで、前年度よりも多くの方にご覧いただけるようになっています。これからもTSMCや交通渋滞解消に向けた動きなど「熊本のいま」を多角的に届けるほか、多くの市町村にうかがい、さまざまな地域の魅力を中継や特集で発信していきます。
もう一つの柱は番組で熊本の人や地域の姿を全国に届けていくことです。連続テレビ小説「ばけばけ」の熊本編はいかがでしたでしょうか?また、熊本地震に関しても、東京発のいくつかの番組に働きかけ、熊本を舞台にロケや公開収録を行うことが決まっています。まだ発表できないのですが、その中には「あの人気番組」もありますので、ご期待ください!第二金曜日の夜7時30分から放送の県内向け番組「くまもとの風」はこの1年「くまモン秘話」「市電問題」「佐田の海」「令和2年水害」「Do As Infinity」…とカラフルな内容で放送してきました。今後も地元の皆さんに「見てよかった」と思っていただける内容をお届けします。
去年10月からはNHKONEという新たな配信サービスが始まり、「いつでも どこでも あなたのそばに」をキャッチフレーズに、テレビでもスマホでも番組やニュースを同時・見逃し配信しています。これからも、正確で信頼できる情報を多角的な視点でお届けすることで、みなさんの期待にこたえ続けたいと思います。
2026年3月号掲載
NHK熊本放送局長
馬場 広大
昭和41年9月7日生まれ 東京都調布市出身
平成元年 3月 早稲田大学第一文学部卒業
平成元年 4月 NHK入局
東京、名古屋、広島、大阪でディレクターやプロデューサーを務める
平成30年 6月 報道局 社会番組部長
令和3年 7月 編成局 編成センター長
令和4年 6月 ㈱NHKエデュケーショナル常務取締役(出向)
令和5年 4月 ㈱NHKグローバルメディアサービス 専務取締役(出向)
令和7年 7月 NHK熊本放送局長
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