各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
年頭の御挨拶
明けましておめでとうございます。
このたび、多くの市民の皆さんから温かいご支援を賜り、第32代熊本市長に就任致しました大西一史でございます。
熊本県中小企業家同友会の皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
貴会におかれましては、1982年の創立以来、日ごろから企業経営をめぐる諸問題の解決に向け、積極的に活動されますとともに、「同友の森づくり運動」などの社会貢献活動にも積極的に取り組まれ、地域経済、地域社会の発展に多大なるご貢献をいただいておりますことに対しまして、心から感謝申し上げます。
さて、本市は今年政令指定都市に移行して4年目を迎え、セカンドステージへの大きな飛躍が期待されているところでありますが、少子高齢化の進展、それに伴う人口減少社会の到来により、本市における政策課題は山積しております。
私は、これらの課題にもスピード感を持って対応し、熊本市役所も新しいスタートを切ったと、市民の皆様に実感していただけるよう、市民の皆様と一緒になって知恵を出し合い、総力を結集し、新しい熊本市を築いて参る所存であります。
そこで、マニフェスト作成にあたりましては、多くの市民の皆様の声を聞き、かつ議論する、「政策立案会議」を各地で開催し、本市が抱える課題を整理して、130項目に及ぶ「熊本の未来を創る政策集」として取りまとめました。
中でも、経済活性化に向けては、「雇用、就職・就業を支援し、熊本に住み、熊本で働ける環境を整備」を掲げたところであり、地域の雇用を支えている中小企業への支援はもとより、九州中央に位置する地理的優位性など熊本の強みを活かした企業誘致の促進、老若男女が起業しやすい環境づくり、更には熊本へのUIJターン促進や商店街振興などに積極的に取組み、活力と勢いのある熊本を実現して参りたいと考えております。
これから、市民の皆様と作り上げた、これらの公約を政策として実現させるために、市長としてリーダーシップを発揮しながら、職員一丸となって、「誰もが憧れる上質な生活都市くまもと」の実現に向けて誠心誠意取り組んで参ります。
そして、今後とも「聞く姿勢・話す姿勢・動かす市政」を心がけ、一人でも多くの市民の皆様と対話することを何よりも大切に考え、全力で市政運営に努めて参りますので、皆様方におかれましては、なお一層のご理解と協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、熊本県中小企業家同友会のますますのご発展と、新しい年が皆様方にとりまして素晴らしい飛躍の一年となりますことを心からお祈り申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
平成27年 元旦
2015年1月号掲載

熊本市長
大西 一史
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