各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
コロナ禍からの復活
熊本県飲食業界のさらなる発展を
同組合は昭和42年に熊本の食の安心安全に努め飲食業界の健全なる発展に寄与するため設立しました。組合員への経営相談のほか県全体の勉強会、飲食イベントの開催などさまざまな取り組みを行っています。
「多くの店舗が苦境を迎えたコロナ禍」
2019年に起きたコロナの大流行においても飲食業界も他業界と同様に大変な苦境に立たされました。20年のコロナの大流行以降、飲食店へのダメージは大きく、感染者の急増により繰り返されるコロナ禍の緊急事態宣言で営業を諦め閉店を迎える飲食店も多くありました。そんな中、この苦境を乗り切るため同組合としても経営相談のほか、各種補助事業などで各組合員のサポートに努め少しでも組合員さんの経営が立ち直るための手助けに注力しました。
また、令和2年におきた豪雨球磨川水害においても組合員総出でボランティア活動へ向かい支援弁当の提供や撤去作業に取り組みました。熊本地震、豪雨災害、コロナと理事長就任後さまざまな問題と直面する事となりました。しかし常に様々な方々と話し合い協力し合う事でこの難局を乗り切ることができました。まだまだ道なかばですがこれからもさらなる発展のため各団体、組合員、様々な方々との協力のもと一枚岩となり逆境に立ち向かっていきたいと考えております。
「コロナ禍を乗り越えて60年記念全国大会を挙行」
今年6月には長い長いコロナ禍を乗り越え熊本地震チャリティー大会第60回全飲連全国熊本県大会を熊本で無事に開く事ができました。今大会には全国から約1500人の飲食関係者が来場、ともに今後の飲食業界の発展のため一致団結する貴重な機会となりました。熊本の組合員もこの全国大会をへて、熊本の飲食業界のさらなる可能性を感じられる貴重な2日間となりました。外食産業においてやりたい料理をお客様に提供できない時間は本当にツラい時間だったと思います。しかしこれからはコロナ禍でできなかった分、お客さんと関われる素晴らしさをさらに感じながら飲食技術の研鑽や接客技術の向上を通じてお客さまに熊本ならではの料理の素晴らしさと安心できる楽しい時間を提供していってほしいと願っています。
2023年10・11月号掲載

熊本県飲食業生活衛生同業組合
理事長横山 佳之
熊本市中央区水前寺出身。
1956年(昭和31)年6月28日生まれ、67歳。
75年九州学院高校卒業
79年神戸学院大学法学部卒業
1980年11月安政町に和食瑞恵を開業、同年社長就任。
趣味は旅行。
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