各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
年頭の御挨拶
新年あけましておめでとうございます。
令和8年を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年9月より八代市長に就任し、市政運営を担わせていただくこととなりました。その責任の重さと市民の皆様からの期待を感じながら、日々仕事に邁進しております。この度は、熊本県中小企業家同友会の皆様にご挨拶できますことを大変うれしく思います。
貴会におかれましては、経営者の育成や中小企業の課題解決に尽力され、地域経済の発展に多大なご貢献をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。中小企業こそが地域社会の基盤であり、皆様の創意工夫が地域を活性化させ、多様な雇用の場を創出する力となっていることを再認識しているところです。
さて、市長となり約4か月が経過し、改めて本市のその可能性に期待を寄せています。本市は豊かな自然と歴史・文化に恵まれた地域であり、盛んな農業・商工業に加え、歴史ある温泉地や重要港湾八代港、高速道路のIC、九州新幹線駅を有し、数々のポテンシャルを感じています。
一方で、山間部から平野部にかけて広大な市域を有する本市は、少子高齢化や人口減少、担い手不足など、日本社会が抱える様々な課題が凝縮していると捉えています。
私は、これらの課題への解決策を本市から発信し、全国へ提案できるような自治体にしていきたいと考えています。そのために、まず、今後4年間の基本的な政策として「未来を取り戻す8つの挑戦」を掲げ、取組を進めています。
具体的には、透明性の高い市政運営を第一とし、地の利・人の利を活かした地域経済の活性化、災害からの復興、産み育て学べてよかったと思えるまちづくりなどを目指すこととしています。
特に、地域経済の活性化を進めるにあたっては、中小企業の皆様との連携が不可欠です。令和10年度から分譲開始予定の県営工業団地への企業誘致や、八代港を活用した輸出入のさらなる振興、友好交流協定を締結している台湾基隆市及び新竹市との経済分野での交流の促進など、貴会をはじめとする経営者の皆様のご協力が大きな力となりますので、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
昨年は、大雨や地震等による災害や物価高などにより、中小企業の皆様にとっても様々な困難があった年ではないかと思います。本年は、この「8つの挑戦」を確実に前進させ、地域経済のさらなる成長に向けて、国や県並びに企業の皆様と手を携え全力で取り組んでまいります。
結びに、貴会の今後益々のご発展と、本年が会員の皆様方にとって素晴らしい一年となることを心から祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
令和8年 元日
2026年1月号掲載
八代市長
小野 泰輔
昭和49年4月20日生まれ、東京都出身(51歳)。平成11年東京大学法学部卒業、平成20年熊本県政策調整参与に就任、平成22年熊本県政策参与(知事補佐担当)に就任、平成24年熊本県副知事に就任(2期8年務める)、令和3年衆議院議員(~令和6年10月)、令和7年9月八代市長就任。
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