一般社団法人 熊本県中小企業家同友会

特集

各界からの提言

各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ

小さな国から次世代へ~郷土の誇りを共に創る~

熊本県中小企業家同友会の皆さまには、日頃より地域経済の発展と中小企業の持続的な成長に向けて、ご尽力いただいておりますことに心より感謝申し上げます。皆さまの熱意と行動力が、地域社会を支える大きな力となっておりますことを改めて実感しております。

小国町では、地域の特色を活かした事業を展開しながら、未来につながるまちづくりを進めております。まずは、世界的な細菌学者であり「近代日本医学の父」と称される北里柴三郎博士の顕彰事業です。博士の功績を後世に伝える取り組みは、地域の誇りであると同時に、次世代に学びの機会を創出する重要な活動です。郷土から世界へ羽ばたいた偉人の精神を継承し、地域の若者たちが未来を切り拓く力を育むことを目指しています。

次に、観光資源として知られる鍋ヶ滝公園。近年、メディアやSNSでの認知度向上によりオーバーツーリズムの課題が顕在化しました。これに対し、DXによる入場管理や情報発信を行うことで、観光客の分散化と快適な滞在環境の整備を図っています。自然環境を守りながら観光資源を持続可能な形で発展させることは、地域の未来に直結する重要な挑戦です。

さらに、小国町は豊富な地熱資源を活かした再生可能エネルギーの導入にも積極的に取り組んでいます。地熱発電をはじめとする再生エネルギーの活用は、環境負荷の低減のみならず、地域の自立的なエネルギー供給体制を築く基盤となります。

これらの取り組みはすべて、次世代のために地域が果たすべき責任と挑戦の一環です。小国町のスローガンである 「ALL FOR THE NEXT!!~すべては次世代のために~」 は、私たちの行動指針であり、未来を担う子どもたちに誇れる地域を築くための決意を示すものです。

そして、さらに力強く進めるためには、同友会の皆さまとの連携が不可欠です。中小企業のネットワークと知恵を結集することで、地域産業の多様化や新たな事業創出が期待されます。商工観光やエネルギー、教育、農林など様々な分野において、企業の皆さまが持つ技術やノウハウを活かし、地域と企業が共に成長する循環型の経済を築いていくことができます。特に若い世代にとって、地域に根差した企業活動は将来の雇用や学びの場となり、次世代を支える大きな力となるでしょう。

皆さまと一緒に県内の総合力で魅力溢れる、活力ある熊本を創り上げていきたいと願っておりますので、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

結びに、熊本県中小企業家同友会のさらなるご発展と、会員の皆さまのますますのイヤサカをご祈念申し上げます。

2026年2月号掲載

小国町長 渡邉 誠次

小国町長
渡邉 誠次

昭和45年12月生まれ。
平成 元年3月 熊本県立済々黌高等学校卒業。
平成23年5月 小国町議会議員に初当選。
平成27年5月 小国町議会議長を務める。(2期目)
平成31年4月 小国町長に就任。(現在2期目)

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