熊本県中小企業家同友会

特集

各界からの提言

各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ

新たな経済浮揚策と地域づくり

熊本県中小企業家同友会天草支部の創立、誠におめでとうございます。同会におかれましては、1982年の設立以来、地域経済の先導役として地域に根差した活動を実践していただいておりますことに対し、敬意を表しますとともに厚く感謝を申し上げます。


さて、天草市は、平成18年3月、熊本県の南西部に位置する天草諸島内の2市8町が合併して誕生しました。市民と行政との協働による「日本の宝島“天草”の創造」を基本理念に、市民の皆様が安心して心豊かに暮らせるまちを実現するために、誰もが誇りに思い、安心して心豊かに暮らせる島づくりに全力で取り組んでまいりたいと思っています。


天草地域の経済は、厳しい雇用情勢をはじめ、人口減少や少子高齢化の進展等、地域経済の活力という面で大変苦しい状況にあります。


このような中、活力ある天草市を構築するために、基幹産業である第一次産業を魅力ある産業として育て、第二次、第三次産業の振興に結びつけながら、産業間の連携により、販売の促進やブランド化の確立を図る天草型六次産業を推進しています。


農林水産業と商工業の振興を一体的に推進するとともに、地域にある資源や観光資源を活かした新商品の開発や販路拡大に取り組んでおり、地元産業の振興や雇用機会の創出を図っています。


また、地域を担う人づくりの観点から、小学校区を単位とした「地区振興会」や旧市町単位の「まちづくり協議会」を市民の皆様に組織していただき、それぞれの地域の特性に応じた独自の地域づくり、地域住民主体による活動の支援を行っています。中でも、コミュニティビジネスとしての活動を積極的に展開いただいており、地元企業のみならず都市部の企業との連携を図った商品開発・販売を行っているところも出てきている状況です。軌道に乗るには、もう少し時間を要すると思われますが、地域の皆様が自ら考え、行動を起こすといった、これからの行政と市民との協働のあり方のモデルとなっていくものと思っています。


私は、「市民と行政との協働」を強く推進しておりますが、これは、市民の皆様ばかりでなく、地元の企業の皆様へも言えることであり、地元経済の活性化を図るためには、同友会の皆様をはじめとした地元企業の皆様方との協働は必要不可欠であると思っています。


熊本県中小企業家同友会の皆様におかれましては、それぞれの地域経済の先導役として、今後も引き続きお力添えをいただき、なお一層のご尽力とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


最後に、熊本県中小企業家同友会の今後ますますとご発展と会員の皆様方のご健勝をご祈念申し上げます。


2013年5月号掲載

天草市 市長
安田 公寛

昭和24年10月14日生まれ
昭和48年3月熊本大学法文学部卒業、
昭和50年3月駒澤大学大学院修士課程終了卒業後、
社会福祉法人さくら保育園園長、
昭和63年1月から社団法人日本青年会議所副会
頭、平成12年4月から本渡市長就任、
合併後平成18年4月から天草市長就任

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