熊本県中小企業家同友会

特集

各界からの提言

各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ

地域と共に90年

平成25年12月、おかげさまで当金庫は、創立90周年を迎えることになります。大正12年12月、当時の水俣町(現水俣市)において地域商工業者並びに地域住民の経済的発展を目指して設立された「有限責任水俣信用組合」がその前身となっています。爾来、昭和26年10月信用金庫法の制定により「水俣信用金庫」に改組、昭和46年11月には、有明信用金庫(本店:玉名市)と合併して新たに熊本中央信用金庫として発足し、営業地域も県南部から熊本市、県北部へと拡大いたしました。


大正、昭和、平成と激動の時代を地域金融機関として、金融を通じ中小企業の育成並びに地域社会の発展のために努力してまいりましたが、昨今の経済環境は、国内外を問わず大変厳しい状況が続いています。日本銀行が、10月22日に発表した地域経済報告(さくらリポート)でも、公共投資が大幅に増加している東北地域を除く全ての地域で前回7月の報告から景気判断を引下げており、景気の現状は、欧州債務問題による海外経済の減速やエコカー補助金の終了を受け、「横ばい圏内」や「弱め」との指摘が相次ぎ、尖閣諸島問題に伴う日中関係の悪化の影響も顕在化していることが報告されています。


このような経済環境の中で、現在、当金庫では「“お客様をよく知る活動”を徹底しよう!」のスローガンのもと中期経営計画を推し進めているところですが、このスローガンの主旨は、『どの金融機関よりもお客様の立場で親身になって一緒に考え、地域やお客様のことを一番知っている地域に無くてはならない「中央しんきん」を創るために、もう一度「お客様をよく知る活動」を一人ひとりがよく認識し実践しよう。』というものです。


先に述べた経済環境の中、来年3月の中小企業者等金融円滑化法の終了も控え、熊本県内の多くの中小企業は、今後、さらに厳しい経営を強いられることが予想されます。しかし、このような環境だからこそ、我々信用金庫の地域における存在価値、存在意義を最大限に発揮できる格好のチャンスと捉えることもできます。6月の理事長就任後、全店のお客様150先程ご挨拶を兼ねて訪問いたしましたが、そこで拝見したのは、ほとんどのお客様が自社の仕事に自信と誇りを持ち、創意工夫を重ね逆境に立ち向かわれている姿でした。まさに生き残りを賭けた力強い熱意を感じることができました。


信用金庫は、地域のお客様のご要望に応える形で設立され、地域のお客様に育てられた金融機関です。今こそ役職員一丸となって“お客様をよく知る活動”通じて地域に深く根ざした金融機関として地域活性化のためその役割を果たすことが、地域への恩返しであると改めてその認識を深めた次第です。


さて、この度、当金庫も縁あって「熊本県中小企業家同友会」に入会させていただきましたが、「同友会理念」を拝見すると、『同友会3つの目的のもと自主・民主・連帯の精神に則り、同友会で学び、自社で実践することにより成果を出し、「国民や地域と共に歩む中小企業」として地域経済の繁栄に寄与する』とあり、これこそ信用金庫の基本理念である相互扶助の精神に極めて近く、おおいに共感するところです。


創立90周年を迎えるにあたり、今後も同じ地域で同じ目標に向かう一員として、熊本中央信用金庫も微力ながら地域社会の繁栄に貢献できるように精一杯努力して参りたいと思います。


2012年12月号掲載

熊本中央信用金庫 理事長
沼田 雄一

昭和32年2月生まれ、
熊本県八代郡氷川町(旧竜北町)出身、中央大学経済学部卒、昭和55年4月熊本中央信用金庫入庫、平成16年6月常勤理事、専務理事を経て、平成24年6月理事長就任

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