各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
「市民の笑顔が人を呼び込むまち」
の実現に向けて
熊本県中小企業家同友会におかれましては、日頃より中小企業のあらゆる課題の解決に取り組むとともに、豊かな国民生活の実現に向け地域経済の繁栄に御貢献をいただき、厚く御礼申し上げます。
玉名市は、市町合併後やがて14年を迎えるところですが、少子高齢化による社会保障関連経費の増加や地場産業の後継者不足問題、老朽化した公共施設の更新や集約などの課題が山積しており、行政運営の大きな転換期に差し掛かっていることを実感しております。
そこで、この転換期にあたり、これからの本市が目指す将来像を市民の皆様に分かりやすく示すために、昨年末「笑顔をつくる10年ビジョン」を策定しました。この10年ビジョンは、「こんな玉名市であって欲しい」と願う多くの市民の皆様の意見や希望をもとに、10年後の本市の将来像(目指す姿)をまとめたものであり、そこに掲げる最終目標である“市民の笑顔が人を呼び込むまち”の実現に向けて、市民の皆様と共に取り組んでおります。
そして今年1月から、NHK大河ドラマ「いだてん」が放映されております。主人公の一人である金栗四三氏は本市の名誉市民であり、本市を全国に向けてPRする絶好の機会をいただきました。放送にあわせて整備しました「いだてん大河ドラマ館」、「金栗氏が後半生を過ごした住家」などには、多くの方々に御来場いただいており、各所で団体等による関連イベントも活発に展開されている状況です。このような取組が花開き、さらに本市の魅力を全国に発信し、地域活性化に繋がることで、「いだてん」効果が玉名市だけにとどまらず、県内全体の経済に波及することを願っております。このチャンスを一過性のものとするのではなく起爆剤として捉え、魅力あるまちづくりを継続的に将来に繋げていくよう、金栗氏の信条である「体力・氣力・努力」の精神で邁進してまいります。
また、地域経済の活性化という観点から、本市の重要施策の一つとして企業誘致活動にも積極的に取り組んでおります。
その一策として、本年4月に「玉名市産業用地開発支援事業に関する要綱」を制定し、民間活力を導入した官民連携による工業団地整備の手法を取り入れております。民間事業者が工業団地を開発する場合、概ね固定資産税相当額を交付する「産業用地開発支援事業奨励金」及び道路、水道、排水施設のインフラ整備に要した費用の一部を助成する「産業用地インフラ整備負担金」をそれぞれ交付して、開発民間事業者を支援するもので、全国的にも例が少ない支援策を講じております。これにより、工業団地整備の迅速化、効率化が図られるとともに、開発事業費の抑制などが期待されるところでもあります。
また、併せて本年4月には立地企業に対する優遇措置を見直し、対象業種の拡大及び適用条件を緩和し、支援体制の強化を図っております。今後も企業誘致活動を推進し、玉名市及び熊本県の発展に寄与できればと考えております。
いずれにしましても、地域経済の発展を推進するうえでは、商工政策分野の果たす役割は極めて重要であり、今後も関係団体の皆様と協力し、市民の誰もが将来にわたって住み続けたいと思える都市づくりの実現に向け、職員一丸となって頑張ってまいります。
結びに、熊本県中小企業家同友会の更なる御発展と、会員の皆様の益々の御健勝と御活躍を心から祈念申し上げます。
2019年8月号掲載

玉名市長
藏原 隆浩
昭和63年4月 熊本第一信用金庫、平成4年4月 (有)村田自動車代表取締役、平成15年1月 (社)玉名青年会議所理事長、平成17年1月 (社)日本青年会議所熊本ブロック協議会会長、平成21年11月 玉名市議会議員(~平成25年)、平成26年4月玉名市PTA連絡協議会会長、平成29年11月 玉名市長就任
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