各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
愛する郷土くまもとのより良い未来のために礼節を持って活動しよう。
熊本県中小企業家同友会会員の皆様におかれましては益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます。また、企業活動を通じて豊かな国民の生活の実現や地域経済の繁栄に貢献されておりますことに改めて敬意を表します。
私たち一般社団法人熊本青年会議所(以下、熊本JC)は、20歳から40歳までの青年経済人で構成され、「明るい豊かな社会の実現」を目指し活動する団体です。我々の活動は、青少年の育成や熊本市長のマニフェスト検証などのまちづくり事業、国際的なネットワークを持つ青年会議所ならではの国際交流事業など多岐に亘ります。本年は、「克己復礼〜礼節を持ち行動しよう〜」をスローガンに掲げ、地域の発展のため、活動に邁進しています。
まずは本年、熊本JCとしてSDGsを推進しており、各事業を通じて熊本市民のSDGs認知度と理解度をさらに高める運動を展開していきます。SDGsとは2015年9月の国連サミットで採択された国際目標で、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っており、私たち熊本JCの活動は全てSDGsの活動に繋がっていると考えます。
そして、本年は熊本市で第4回アジア・太平洋水サミットが10月19日から20日までの二日間に亘って開催され、私たち熊本JCとしても熊本市と協力し、国際的に高い評価を受けている熊本の地下水保全の取り組みを広く発信して、アジア各国が抱える特有の水問題の解決に寄与できるような事業を構築し、KUMAMOTOを発信したいと考えます。熊本地震からの復興が進む熊本の姿をアピールし、感謝の想いを伝える機会としていきます。アジア・太平洋水サミットとは、アジア・太平洋地域における水不足や水質汚濁、洪水被害の増大などの水に関する声を取りまとめ、世界の優先課題として提起するとともに、地域の英知を結集し、課題の解決を図るための水の国際会議です。
また、熊本JCは2005年から毎年ローカルマニフェスト検証会を行っております。
私たちは青年経済人として子供たちが熊本に希望が持てるように、地方での雇用の創出や若者たちが住み暮らしたいまちにしていかなければならないと考えており、そのための第一歩は政治参画意識の向上が必要だと考えます。本年も新しい形での、ローカルマニフェスト型検証会を行い、さらなる政治参画意識が向上する事業を実施していきます。
私たちは、社会の中で生きている以上、他人との関わりを避けられません。仕事をする上でも、郷土のために活動する上でも、他者と連携し、協力し合い、その信頼を得ることができなければ、目的を達成することはできません。確固たる目的意識を持ち、その目的を達成するために厳しく己を律し、他者を尊重し、他者との関係を大切にする。メンバー全員がその精神をもって、愛する郷土くまもとのより良い未来のために活動する一年にしたいと考えています。
地域の発展や明るい豊かな社会の実現におきましても、行政や諸団体、その他多くの人々と連携することや、その信頼を得て協力関係を築くことがより大きな効果を生み出すと信じています。今後ともお互いに地域の発展を願う団体として切磋琢磨し、地域のために活動してまいりましょう。
2020年4月号掲載
一般社団法人熊本青年会議所
2020年度 第66代理事長
渡邉俊一郎
昭和55年5月10日生まれ。
熊本県熊本市出身。平成17年3月九州東海大学工学部卒業。
現在、株式会社快建設代表取締役。
平成25年一般社団法人熊本青年会議所に入会。令和2年理事長就任
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