各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
新たな時代に向け
誇れる郷土熊本の実現
熊本県中小企業家同友会会員の皆様におかれましては益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます。また、企業の発展を通じて地域社会の発展に貢献されておられることに改めて敬意を表する次第です。そして、平素より一般社団法人熊本青年会議所に対しまして格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年はコロナ禍で、経済や生活が不安定な状態になり、私たち熊本青年会議所の活動も大きく左右されました。目まぐるしく変化している時代において、新しい生活様式と言う言葉も生まれ、これからは時代背景に拘らず環境の変化にあった事業、運動を展開してまいります。
本年は「平成28年熊本地震」未曽有の大災害から5年という節目の年になります。熊本青年会議所は復興ビジョンとして「熊本城の完全復活」「仮設住宅者ゼロ」「落ち込んだ経済の復興」という三本柱を策定し、今日まで継続的な復興事業を行ってきました。さらに持続可能な創造的復興を発展し成し遂げていく為には、復興の先のビジョンを考える必要があります。郷土熊本の未来を創る若者たちと共に、復興のその先へ繋がる機会を創出いたします。
次に、2022年4月に第4回アジア・太平洋水サミットが開催されます。郷土熊本は、古くから「水の都」とも呼ばれており、人口50万人以上の上水道用水を地下水で賄っている日本唯一の都市であります。そんな水環境に恵まれた熊本市でアジア太平洋地域49か国の元首・首脳級が参加するハイレベル会議の開催という絶好の機会を逃すことなく、未来に繋げる運動を発信します。アジア太平洋地域各国の未来のリーダー達とネットワークを構築出来るような仕組みづくりを目指し、各国が抱える水問題の解決の一助となる事業や周知に取り組んでまいります。
また、継続事業として2005年より「ローカルマニフェスト型公開討論会・検証会」を開催してきました。本年も、大西市長が掲げられている政策に基づいて、熊本市民の生の声を集約し検証会を開催します。
そして、近年熊本市各区との連携を推進し、顔の見える関係づくりとして、各区の区長または担当者の方と共に協議会の設置や区民祭りの開催に携わり、まちづくりの一助となる活動を行っています。さらに発展させる為に熊本市とまちづくり協定を結び、若者が積極的に参画する新しい自治会づくりを目指し行政と地域の架け橋となる取り組みを進めて参ります。
新しい生活様式で絶えず変化を求められる時代においても、人と人との繋がりを大切にし、仕組みを通して、まちを、仕事を、自分自身が守るべき者がよりよくなるために邁進していく所存です。今後とも変わらぬ交流をお願いさせて頂くと共に、会員皆様のますますのご健勝とご発展を祈念申し上げます。
2021年3月号掲載
一般社団法人熊本青年会議所
2021年度 第67代理事長
西島有以
昭和56年11月7日生まれ。
熊本県熊本市出身。
株式会社ニシジマ代表取締役。
平成18年一般社団法人熊本青年会議所に入会。
令和3年理事長就任。
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