各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
国際的な視野を持つ人材の育成
一般社団法人熊本青年会議所(以下、熊本JC)は、20歳から40歳までの青年経済人で構成され、「明るい豊かな社会の実現」を目指し活動する団体です。我々の活動は、青少年の育成や熊本市長のマニフェスト検証などのまちづくり事業、国際的なネットワークを持つ青年会議所ならではの国際交流事業など多岐に亘ります。本年は、「歴史を継承し、個性が輝くJCたれ」をスローガンに掲げ、地域の発展のために活動に邁進しています。
昨年我々は、「国際アカデミー」という事業を開催いたしました。この事業は、世界約70カ国の次期国家青年会議所会頭の候補者たちと、国内の各地青年会議所のJCメンバーが熊本に集い、相互理解を深め、恒久的な世界平和の実現に向けて学ぶ事業です。事業の際には、熊本市をはじめ、行政や各種団体、また熊本市民の皆様に多大なるご協力をいただき、無事に事業を終わらせることができました。また、ホームステイや様々なプログラムの中で、我々熊本JCメンバーはもちろんのこと、多くの熊本市民の皆様に、国際の機会を提供いたしました。これから益々進む国際化に向けて、本年は、国際的な視野を持つ人材の育成に力を入れていきたいと考えています。
熊本JCは、海外の青年会議所と姉妹締結を結んでいて、お互いの国を行き来し、交流を育んでいます。本年は、その一つであるマレーシアの丹絨武雅(タンジュンブンガ)国際青年商會のメンバーや、熊本の大学で学んでいる留学生などを対象に、「学校訪問プログラム」という事業を開催いたします。この事業は、昨年の「国際アカデミー」の際にも開催しましたが、海外のJCメンバーが熊本市内の小学校に訪問し、お互いの文化の違いや習慣の違いを学び相互理解を深める中で、愛国心を醸成することができる事業です。自国の文化を学び他国の文化を知り、寝食を共にすることで、 子供たちにとって多くの気づきと、成長の機会となるでしょう。また、我々熊本JCメンバーにとっても世界との友情に触れる絶好の機会です。Globalな青少年事業を行うことにより、「ひとづくり」を新たな形で進化させていきます。
また、年に一度アジア中のJCメンバーが集まる大会「JCI ASPAC(アジア・太平洋エリア会議)」が本年は鹿児島で開催されます。九州の地で開催されるのは、約25年ぶりです。昨年はモンゴルのウランバートル、一昨年は台湾の高雄と、参加すること自体が難しい大会が隣の県で開催されるのです。この大会を大いに活用し、熊本JCメンバーに国際の機会に触れていただくと共に、アジア中のJCメンバーに熊本の魅力を発信したいと考えています。開催期間中に様々なプログラムがありますが、その中の一つのプログラムである「ジャパンナイト」で、我々はブースを出展いたします。アジア中のJCメンバーに「熊本」の魅力を発信し、まず熊本に興味を持ってもらい、そして熊本に足を運びたくなるようなブース出展を行います。ブース出展の中で、熊本JCメンバーはアジアのJCメンバーと交流を深めることにより、国際的な視野を持つ人材の育成の一助となればと考えています。
国際的な事業のみならず、地域に必要とされる団体となるべく、「明るい豊かな社会の実現」を目指し、地元に根ざした活動を本年も開催していきます。共に熊本を盛り上げる熱きメンバーを随時募集していますので、興味のある方はご連絡をお待ちしています。
2018年4月号掲載
一般社団法人熊本青年会議所
2018年度 第64代理事長
三角 研次
昭和53年6月10日生まれ。熊本県熊本市出身。平成15年3月熊本学園大学経済学部卒業。現在、株式会社エムロード常務取締役。平成17年一般社団法人熊本青年会議所に入会。平成30年理事長就任
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