各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
「九州観光のハブ」になる
上天草市は、東シナ海に浮かぶ天草諸島の玄関であり、熊本市中心部まで車で約60分の距離に位置しています。
人口2万5千人、豊かな自然の恩恵を受け、温暖な気候で一年を通じ過ごしやすく、海や大地の恵みである上質な「空気」「景色」「食べ物」と「歴史と文化」「温かい人々」が創り出す「楽園(パライゾ)上天草市」です。
主要な産業は、農林水産業と海運業そして観光関連産業です。「カスミソウ」「たまねぎ」「パール柑」「天草黒牛」等の農畜産物、「とらふぐ」「クルマエビ」「鯛」「鱧」「タコ」等の海産物と「風光明媚な景色」を基盤として、九州内を中心に多くの観光客のみなさんに本市を訪れていただいています。
私は、上天草の地域素材を最大限に生かし、上天草を発信し、上天草に人々を呼び込み、上天草から天草市、苓北町、鹿児島県、長崎県へ人々をつないでいく「九州観光のハブ」に上天草市をしたいと思っています。多くのみなさんに上天草市を訪れていただくことにより、上天草市に様々なビジネスチャンスが生まれ、産業が興き、経済が発展していくものと考えています。経済が発展すれば、人々が暮らし続ける地域となることができる。近隣の地域と連携して、取り組んでまいります。
現在、熊本天草幹線道路の整備が進められています。熊本~上天草間の道路が完成すると、熊本市中心部から車で約30分に位置することとなり、上天草市のあらゆる可能性がさらに高まります。
また、八代天草シーライン構想も進められており、実現すれば九州自動車道八代インターや九州新幹線新八代駅からのアクセスが飛躍的に向上し、上天草への新たなルートが構築されます。
一方で、産業興しはハード面の整備だけではなく、もう一つ重要なことは「人材育成」にあると認識しています。地域のこと、日本のこと、世界のことを良く理解し、自分のことだけでなく、人々の幸せのことを考え、行動できる人材を育てることにより、「上天草らしい豊かな暮らし」を実現する人々が増えていくものと確信しています。
人々が自由を求めた天草島原の乱の天草四郎、天草地域の発展の礎となる天草五橋架橋を提唱し、実現に向けて尽力した森慈秀、森國久の両偉人に続くような「人づくり」に取り組んでまいります。
まだまだ発展途中の上天草市です。熊本県中小企業家同友会会員の皆様、ぜひ上天草市でのビジネスチャンスにチャレンジしてみませんか。お待ちしています。
2022年2月号掲載
上天草市長
堀江 隆臣
上天草市姫戸町出身1967(昭和42)年5月24日生まれ54歳
姫戸中学校―八代高校―北九州大学商学部卒業。住宅メーカー積水ハウス勤務を経て、99年姫戸町議会議員当選。04年から3期上天草市議会議員。09年上天草市議会議長。14年上天草市長当選。現在2期目。趣味はスキューバダイビング、サイクリング。
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