各界から熊本同友会会員へ向けた熱きメッセージ
魅力満載の宇城地域
■宇城地域の概要
宇城地域は熊本県の中央部に位置する宇土市、宇城市、美里町からなる地域です。高速道路(松橋IC)やJR鹿児島本線が縦断、国道3号や57号など主要道路が結節する交通の要衝でもあります。また、熊本都市圏に隣接しながらも、宇土半島方面の海岸部から美里町方面の中山間部まで、美しい自然と豊富な農水産物等に恵まれた住みやすい地域であり、あわせて37,678世帯、110,940人(平成22年の国勢調査)の方が暮らしています。
■振興局の運営方針
宇城地域振興局では、運営方針として「行動するしなやかな振興局」を掲げ、『稼げる農林業や魅力ある地域づくりに向けた取組』『将来の発展につながる生活・産業インフラの重点的な整備』『生活者の視点に立ったきめ細やかな保健福祉施策の推進』という3つの視点に基づき、様々な施策を展開しています。中でも、昨年3月に九州新幹線が全線開業し、10月からはJR三角線に観光特急「A列車で行こう」が運行しており、これらを地域活性化の起爆剤として、観光、物産振興を中心とした経済効果につながる施策を推進しています。
このNIE。教育界ではいま注目度があがっています。昨年から小学校、今年から中学校の教科書に、新聞を活用した学習が盛り込まれたからです。国語、社会をはじめ、理科、せいかつ、算数、家庭、保健、地理、歴史、公民、数学、理科、美術、技術などほとんどの教科に「新聞」が取り入れられています。
■23~24年度の主な取組み
「A列車で行こう」は熊本~三角間を結び、三角港からはシークルーズで天草方面へとつながります。これを契機に多くの観光客を呼び込もうと、三角駅でのおもてなしとして駅周辺の観光環境整備や地元住民によるお出迎え等を行ってきました。また三角駅では「A列車」の運行にあわせて、地元の海産物をふんだんに使ったオリジナル弁当やお土産の販売も行い、好評を得ています。さらに、昨年に引き続き「A列車」そのものや海の魅力を楽しむクルージングなど宇土半島の魅力を詰め込んだ観光バスツアー、天草と連携した物産展の開催など、宇土半島を満喫できる観光イベント等を実施していきます。
また、松橋ICから国道218号を行く美里町を中心とする東部地域では、緑川流域に多くの石橋や棚田などの日本の原風景と呼べるすばらしい景観が残っています。これら地域資源を活用し、美里町から山都町へとつながる国道218号を観光ルートとして売り出していくため、石橋観光ツアーや特産品を活用した土産づくり、沿線観光スポットである物産館の磨き上げなど、誘客と併せ消費喚起に結びつく取組みをしています。
また、これらの取組みとともに、まずは宇城地域を知ってもらい、さらに宇城の見所、物産、食等の魅力を知って実際に訪れてもらうため、今年3月末にfacebook上に新たな観光情報ページ「うきたび」を開設しています。
皆さんも、海あり山ありの魅力満載の宇城地域へぜひ一度お越し下さい。
特急「A列車で行こう」(三角駅)
江戸時代の単一アーチ式石橋として日本最大級の「霊台橋」
2012年5月号掲載
熊本県宇城地域振興局長
古森 誠也
昭和29年2月11日生まれ。
昭和52年3月九州大学法学部卒。
同年4月熊本県入庁。
宇城福祉事務所、広報課、企画課、天草エアライン(株)、健康福祉政策課等での勤務を経て、
平成22年4月健康福祉部次長(ねんりんピック担当)、翌年ねんりんピック推進局長。
平成24年4月から現職
最新の特集記事
持続的な自主自立の
まちづくりに向けて
熊本市西区長 石坂 強
本年4月より、熊本市西区長に就任いたしました石坂と申します。 貴会をはじめ会員の皆様方には、日頃から西区のまちづくりへ...
社会変化に伴う
行政書士の目線
熊本県行政書士会会長 櫻田 直己
この度「会員中小企業家に向けての提言」というテーマで執筆させていただくにあたり、私達行政書士について説明いたします。 ...
助成金を活用した
賃上げのすすめ
厚生労働省 熊本労働局 局長 金成 真一
人手不足が進む中、「賃上げ」や「省人化投資」を考えている企業の方は多いと思います。 人口を年齢階級別に見れば、若年者は高...